ルーティング設定では、クラウドゲートウェイが拠点ルータと通信するためのルーティングに関する設定ができます。
設定は各回線(拠点ルータ)単位で行います。
拠点ルータには、本サービス専用の「マネージド閉域ルータ」、またはお客様ご用意の任意のルータを接続することができます。
クラウドゲートウェイと拠点ルータでの動的ルーティングは、BGPのみ対応していますので、お客様ルータで動的ルーティングを使用する場合は、BGPに対応したルータをご利用ください。
お客様ルータでBGPを設定するためのPeerアドレスやAS番号などの情報については、「マネージド閉域接続>クラウドゲートウェイ設定>ネットワーク情報」で、「ネットワーク情報表示」ボタンをクリックすると表示されます。
IPv4プレフィックス情報
お申し込み時に指定された、回線のプレフィックス(ネットワークアドレス)情報が表示されます。
ルーティングプロトコル
- Static
本サービス専用の「マネージド閉域ルータ」を使用しない場合のデフォルトです。
クラウドゲートウェイにて、拠点側のサブネットをスタティックルーティングで設定します。
拠点側の利用サブネットとネクストホップになる、拠点ルータのWAN側IPアドレスを入力します。 - BGP
マネージド閉域ルータを使用する場合のデフォルトです。
拠点ルータとBGPでルーティング情報を交換します。
拠点ルータのWAN側IPアドレスを入力します。
お客様ルータでBGPを使用する場合、「マネージド閉域接続>クラウドゲートウェイ設定>ネットワーク情報」の「ネットワーク情報表示」でBGPの各種パラメータをご参照ください。 - BGP(LAN側ゲートウェイ)
「閉域LAN側ゲートウェイ」をお申込の場合のみ表示されます。
拠点側ルータからのデフォルトゲートウェイの広告を受信し、他の拠点に中継する場合に選択します。
「閉域LAN側ゲートウェイ」を使用する場合は、「マネージド閉域接続>拠点ルータ設定>(ルータID)>ルーティング設定」の「デフォルトゲートウェイ」を併せて設定してください。
また、複数のデフォルトゲートウェイを使用する場合、「クラウドゲートウェイ>V2>デフォルトゲートウェイ設定」の「デフォルトゲートウェイ優先設定」で優先順位を設定してください。
WAN側IPアドレス
拠点ルータのWAN側IPアドレスを設定します。
回線のIPv4プレフィックス情報に記載されているサブネット内のIPアドレスを入力します。
利用サブネット
ルーティングプロトコルが「Static」の場合のみ表示されます。
「BGP」と「BGP(LAN側ゲートウェイ)」の場合は、拠点のサブネット情報はBGPプロトコルで拠点ルータから自動的に取得するため利用サブネットの項目は表示されません。
拠点のサブネットを、CIDR形式(IPアドレス/サブネットマスク)で入力します。
クラウドゲートウェイでは、
宛先ネットワーク:「利用サブネット」
ネクストホップ:「WAN側IPアドレス」
のスタティックルーティングが追加されます。
- コントロールボタン
ボタン:エントリが追加され、新規にサブネットを追加できます。
ボタン:選択したエントリを削除します。
ボタン:選択したエントリを複製します。
ボタン:選択したエントリの順番を入れ替えます。